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フスラウ1世の銀貨

ふりがなふすらう1せいのぎんが
管理番号コ003-1482
地域西アジア
時代サーサーン朝時代
年代6世紀
素材
大きさ径 2.95 cm
解説表:右向きの王胸像。城壁冠にコリュンボス(球体飾り)
 マズダク教の流行により社会不安が生じていたが、フスラウ1世が秩序を回復した。東方のエフタルを倒し、西方ではビザンツ帝国を破った。このころのサーサーン朝は黄金期とされる。こうした功績により、「不死の魂」の称号が与えられた。また、フスラウ1世は教養に秀でた文化人であった。研究所を建設し、古代ギリシアの学術を研究させた。またこの時代、工芸の大きく発達し、銀器やガラス器が国外へも流通した。
 サーサーン朝の貨幣はドラクマ銀貨(4g)が中心であるが、これまでの銀貨に比べ、薄く、大きいのが特徴的である(径3cm前後)。表と裏の図柄は、ほぼ90度、角度をずらして打刻されている。これは図柄が重なって穴があかないようにするためだと考えられている。
分類コイン
キーワード銀色 ぎんいろ
こまかい, はなやか
西アジア, イラク, イラン
ローマ・ビザンティン時代, サーサーン朝
金属, 銀
コイン
人物, 男性, ペルシアの王・支配者
器物, 拝火檀
文字, パフラヴィー文字
資料ID438

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