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型吹双面瓶

ふりがなかたふきそうめんびん
管理番号ガ095-0540
地域東地中海地域
時代ローマ時代
年代1世紀
素材ガラス
大きさ高 10.5 cm
解説赤紫色ガラスを型吹きした瓶。外反する口縁は内折れ、ポンテ痕あり。胴部の人面装飾は2割型を用い、側面に型の合わせ目を確認することができる。完形品。双面瓶は数多く類例が知られており、本作の人面は一方が笑みを浮かべ、他方は目を見開いた表情を表す。前1世紀末に実用化された型吹き技法は、成形と装飾を同時に行う画期的な技法である。当初、大きな容器を作ることは難しかったが、制作時間は大きく短縮された。こうして大量生産された鮮やかな色彩の小瓶は、豊かなローマ市民に好まれた香油容器としてあっと言う間に普及したのである。
分類ガラス容器
キーワード赤 あか, 紫 むらさき, 透明 とうめい
かわいい, ちいさい
西アジア, 東地中海, シリア
ローマ・ビザンティン時代, ローマ時代
ガラス
容器, 壺, 瓶, フラスコ, 形象容器, 人形容器
人物, 体の一部, 頭部
神・精霊, ギリシア・ローマの神・精霊, ヤヌス, ディオニソス/バッカス

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