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長頸瓶

ふりがなちょうけいびん
管理番号ガ521-2312
地域メソポタミア
時代サーサーン朝時代
年代5-7世紀
素材ガラス
大きさ高 8.1 cm
解説 淡緑色透明ガラスを宙吹きした小型の長頸瓶。ガラス製の吹竿の先に熔解ガラスをとった後、軽く吹き、平坦な工具あるいは台の上で扁平に成形したもの。長い吹竿を切断して頸部とし、口焼き時に口縁をやや外反させている。全面が白く風化、部分的に風化層の剥離がある。風化のため、ポンテ痕は確認できないが、口縁処理ににポンテを使っていない可能性が高い。
 共竿技法を用いた単純な器形にもかかわらず、頸部が直立していないなど稚拙な作りには、メソポタミアで吹きガラス生産が始まったばかりの頃の試行錯誤の様子が反映されているようである。
分類ガラス容器
キーワード緑 みどり, 透明 とうめい
おもしろい
西アジア, イラク, メソポタミア
ローマ・ビザンティン時代, サーサーン朝
ガラス
容器, 壺, 瓶
資料ID355

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