Copyright (c) OKAYAMA ORIENT MUSEUM

/6

切子括碗

ふりがなきりこくびれわん
管理番号ガ434-2143
地域東地中海地域
時代ローマ時代
年代3-4世紀
素材ガラス
大きさ口径 8.6 cm
解説やや黄みがかった淡緑色透明ガラスを宙吹きした碗。口縁は研磨仕上げ。口縁下に括れをもつ丸底碗で、底部のポンテ痕は後のカットにより消失している。密集した楕円形カットが4段にわたって施され、底部は横位と縦位の楕円形カットで充てんされている。全体に細かいヒビが認められるがほぼ完形品で、口縁周辺に若干の後補がある。我が国新沢千塚126号墳出土品類例として収集され、器形の特徴から初期ササン朝ガラスと考えられていたが、蛍光X線分析の結果ではローマガラスに特徴的な成分組成が確認された。
分類ガラス容器
キーワード透明 とうめい, 白 しろ
かわいい, さわやか, こまかい
西アジア, 東地中海, シリア
ローマ・ビザンティン時代, ローマ時代
ガラス
容器, 鉢・碗
文様, 円・楕円
資料ID347

PageTop