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楕円形切子括碗

ふりがなだえんけいきりこかつわん
管理番号ガ434-2143
地域シリア
時代ローマ時代
年代3世紀
素材ガラス
大きさ
解説やや黄みがかった淡緑色透明ガラスを宙吹きした碗。口縁は研磨仕上げ。口縁下に括れをもつ丸底碗で、底部のポンテ痕は後のカットにより消失している。密集した楕円形カットが4段にわたって施され、底部は横位と縦位の楕円形カットで充てんされている。全体に細かいヒビが認められるがほぼ完形品で、口縁周辺に若干の後補がある。我が国新沢千塚126号墳出土品類例として収集され、器形の特徴から初期ササン朝ガラスと考えられていたが、蛍光X線分析の結果ではローマガラスに特徴的な成分組成が確認された。
分類ガラス容器
キーワード透明 とうめい
かわいい、こまかい
西アジア、シリア
ガラス
容器、鉢・碗
文様、円・楕円

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