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色絵樹下人物文鉢

ふりがないろえじゅかじんぶつもんはち
管理番号陶351-2778
地域イラン
時代セルジューク朝時代末期
年代1150-1200年頃
素材複合陶土
大きさ径 21.5 cm
解説セルジューク朝時代、白釉上に色彩豊かな上絵を施した高級陶器が生まれた。ミナイ陶器である。ミナイ陶器は白釉を施し、コバルト青やトルコ青で彩画後に一度焼成する。その後、赤や黒の鉱物顔料で絵付け、再び焼成する。非常に手間のかかるミナイ陶器は12世紀後半~13世紀前半の限られた期間しか、製作されなかった。
本作はミコミ中央にアラベスク文、内側面に樹下人物文と、アラベスク文とジグザグ文を充填する円文をそれぞれ4単位配している。外側面には銘文帯が一周するが判読できない。
上絵がはがれやすく後補の多いミナイ陶器の中で、本作はオリジナルの彩色を今日に伝えている。
分類陶器
キーワード白 しろ, 緑 みどり, 赤 あか
きれい, こまかい, はなやか
西アジア, イラン
イスラーム時代, イスラーム時代中期, セルジューク朝
粘土, 陶器, 複合陶土
容器, 鉢・碗, 台・足付容器, 台
人物, 文様, メダイオン, 植物, 樹木
資料ID3464

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