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封筒付楔形文字粘土板文書(支払い記録)

ふりがなふうとうつきくさびがたもじねんどばんもんじょ(しはらいきろく)
管理番号製156-2749
地域メソポタミア
時代ウル第3王朝時代
年代前2040年頃
素材粘土
大きさ4.2×3.8×2.4 cm
解説大切な文書は焼いて固くしたり本作のように粘土の封筒に入れたりした。封筒の表面には基本的に中身と同じ内容が書かれている。そして書記の印章が捺される。大工と籠作りの職人が胡麻の搾りかすを受け取ったことが記されています。裏には「フフヌリ地方が制覇された年のアダラ祭りの月」という文書の日付が記されている。アマル・スエン王が治世6年にイラン西部を打ち倒したことを記念して、その翌年の年の名前にした。当時は年ごとに独自の名前が付けられていた。前年に起った印象的な出来事をもってその翌年を呼ぶ習慣があった。また王朝を構成する都市ごとに独自の暦を用いていたため、月名からその文書がどの都市で記されたものか知ることができる。しかし本文書のアダラ祭りの月という月名はこれまでほとんど知られていない珍しい月名である。
分類粘土板
キーワード橙 だいだい
ちいさい, こまかい
西アジア, イラク, イラク南部, メソポタミア
青銅器時代, 前期青銅器時代, ウル第3王朝
粘土
文書, 粘土板文書
文字, 楔形文字
資料ID3201

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