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ラスター彩文字文鉢

ふりがならすたーさいもじもんはち
管理番号陶263-2573
地域イラン、おそらくカーシャーン
時代セルジューク朝時代末期
年代12世紀末-13世紀初頭
素材複合陶土
大きさ径 20.4 cm
解説ラスター彩陶器は、銀と銅を含む顔料を強還元雰囲気で焼成することによって作り出される。銀の含有量が多いほど黄色く発色し、銅の含有量が多いと赤く発色するといわれる。本作例においては、内面は黄色く、外面は赤色に発色している。職人はラスター顔料の調合を、巧みに使い分けていたことがわかる。

虹色に輝くラスター彩は、酸化銀と酸化銅を含む顔料を強還元焼成することで作り出される。ラスター顔料に銀の含有量が多いほど黄色く発色し、銅の含有量が多いと赤く発色するといわれる。本作をよく見ると、容器内面は黄色っぽく、外面は赤みがつよい。職人はラスター顔料を巧みに使い分け、色彩を意図的に調整していたのである。
分類陶器
キーワード赤 あか, 茶 ちゃ, 金色 きんいろ, 白 しろ
きれい, こまかい, じょうひん
西アジア, イラン, イラン中部, カーシャーン
イスラーム時代, イスラーム時代中期, セルジューク朝
粘土, 陶器, 複合陶土
容器, 鉢・碗, 台・足付容器, 台
文字, アラビア文字, 文様, 幾何学, メダイオン
資料ID2394

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