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両耳付扁壺

ふりがなりょうじつきへんこ
管理番号陶398-2917
地域イラン
時代パルティア時代
年代前3-後3世紀
素材陶器
大きさ高 26.5 cm
解説扁平な胴部を持つ壺を扁壺と呼びます。中世に、巡礼者が、聖地の水や、ランプのオイルをこのような形の瓶に入れて持ち帰ったことから、巡礼瓶とも呼ばれます。この器形は、東地中海地方に起源すると考えられており、西アジアでは、地中海方面からの文化の流入が顕著なパルティア時代に多く見られます。表面には青緑色の釉薬が施されていましたが、その色彩は風化しています。胴部中央に、釉薬が剥げた、3つの丸い痕跡があります。裏面にも同じような痕跡があります。扁壺を重ねて焼成する際に、釉薬で溶着することを防ぐため、隙間を開ける窯道具の痕跡です。
分類陶器
キーワード青 あお
かわいい, あざやか
西アジア, イラン, イラン南西部, ハフト・テペ
ローマ・ビザンティン時代, アルサケス朝, パルティア
粘土, 陶器
容器, 壺, 瓶, 扁壺, 把手・耳付容器, 耳
文様, 円・楕円
資料ID2221

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