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象嵌鉄製托鉢

ふりがなどうがんてっせいたくはつ
管理番号銅168-2918
地域イラン
時代カージャール朝時代
年代19世紀
素材
大きさ高 14.0 cm
解説カシュクールと呼ばれるこの容器は、デルヴィーシュというスーフィー教団が放浪して施しを受けるための器です。ヤシの殻を半分にしたものやその形を模した舟形の金属製容器を腰から下げていました。スーフィーとはイスラームの真理を求め、神との合一という神秘体験をめざし、清貧に甘んじて修行に励む人々をいいます。ヒツジの毛(スーフ)の質素な服を着ていたことから名付けられたといわれています。本作上面には銘文を挟んで2人の人物がみずタバコを喫んでいる姿が描かれています。上面のもう一方の銘文は作者、ハッジ・アッバースの名が記されています。この作者の名は非常にたくさんの作品にみられます。他の作者が彼の名声にあやかって記したのでしょう。
分類青銅容器
キーワード茶 ちゃ, 金色 きんいろ
はなやか, こまかい
西アジア, イラン
イスラーム時代, イスラーム時代後期, カージャール朝
金属, 鉄
容器, 鉢・碗, 托鉢
文字, アラビア文字, 植物, 葉・蔓草, 人物, 男性
資料ID2219

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