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靴形土器

ふりがなくつがたどき
管理番号土037-0037
地域イラン
時代鉄器時代
年代前10-8世紀
素材土器
大きさ高 12.3 cm
解説トルコのヒッタイト、イラン北西部初期鉄器時代には、靴形の土器が見られます。これらはリュトンと呼ばれる酒杯で、灌頂あるいは飲酒に用いられたと考えられています。つま先がつまみ上げられた形状が特徴的です。これらをよく観察すると、靴の甲に当たる部分にU字形の刻線装飾が確認できます。底皮と甲皮を縫い合わせた構造の靴、つまりモカシンと呼ばれるタイプの靴を模しているようです。参考展示している革靴は2004年、イラン北西部ギーラーン州マスレ村で採集したものですが、靴の構造、形状はほとんど同じです。この地では3000年以上、同様の靴が作り続けられているのです。
分類土器
キーワード橙 だいだい
おもしろい
西アジア, イラン, イラン北西部, ギーラーン
鉄器時代, イラン鉄器時代, イラン鉄器時代2期
粘土, 土器, テラコッタ
容器, 杯, 形象容器, 靴形容器
器物, 靴
資料ID1799

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