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鈴形彩文鉢

ふりがなすずがたさいもんはち
管理番号土138-2135
地域シリア
時代ウバイド期
年代前4500-4000年頃
素材土器
大きさ高 9.5cm
解説広口の鉢である。口縁部は外反しており、底部は丸底である。表面に混和材であるスサが見える。器面は磨研されている。胎土は良好である。淡黄色の胎土にクリーム色の化粧土の上に黒色で彩文がなされている。また外面には容器を重ねて窯で焼成した為におきる褐色の焼成班がある。外面全体に極太で上下に組み合せた三角文が見られる。また口縁も彩文されている。ロクロ製。

ウバイド文化はメソポタミアの南部にはじめて進出した人々の文化である。南メソポタミアのテル・アル=ウバイド遺跡ではじめて発見されたクリーム地に黒い絵の具で大胆に文様を描いた彩文土器が特徴である。ウバイド文化は前5千年紀の間に、イラク北部、シリア、トルコ南部、そして湾岸地域まで、とても広い範囲に広がった。この時代は都市が成立するウルク期の前段階に当たり、いろいろな面で社会の変化が見られる。
分類土器
キーワード白 しろ、灰 はい
ちいさい、じょうひん、やわらかい
西アジア、シリア
粘土、土器、粘土、テラコッタ
容器、鉢・碗、容器、杯
文様

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