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ネブカドネザル王銘入煉瓦

ふりがなねぶかどねざるおうめいいりれんが
管理番号製098-1949
地域イラク
時代新バビロニア時代
年代前604-562年頃
素材粘土
大きさ32.8×32.3×8.1cm
解説レンガ中央の銘文には、「ネブカドネザル、バビロンの王、エサギルとエジダとに供物を供する者、バビロンの王ナボポラサルの長子」と書かれている。ナボポラサルは前625年、バビロニア王に即位し、新アッシリアを倒し、新バビロニア帝国発展の基礎を築いた。エサギルはバビロンのマルドゥーク神殿、エジダはその南の都市ボルシッパのナブー神殿である。マルドゥークとナブーは新バビロニア時代には最も重要な神として地位を高めていた。活発な対外遠征により新バビロニアを帝国として発展させたネブカドネザルⅡ世は、国内では多くの都市やエザギル、エジダをはじめとする数々の神殿の復興にも力を注いだ。バビロンの威光を取り戻し、国家の安泰と繁栄への祈りがこのレンガに込められている。
分類土製品
キーワード灰 はい
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西アジア、イラク、バビロン
粘土、テラコッタ
建築材、レンガ
文字、楔形文字

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