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車輪付動物土偶

ふりがなしゃりんつきどうぶつどぐう
管理番号製011-0116
地域シリア北部
時代前期青銅器時代
年代前3000-2000年頃
素材テラコッタ
大きさ高 9.7 cm
解説角のある動物(ウシ?)の頭部に頭絡(とうらく)が表現されています。4つの足には小さな孔が開き、車輪が取り付けられてます。オリエントでの最古の車輪の証拠はウルク遺跡から出土した前3300年頃の粘土板に描かれた絵文字とされています。ソリのようなものの下に丸い形が二つ描かれています。また前2500年頃のウルの王墓から発見された「スタンダード」には円盤型の車輪が付いた戦車を4頭のロバが牽引する姿が描かれています。前3千年紀のシリア、テル・チュエラでは4輪の戦車の土製品が出土しています。車輪の登場は以後の戦争や、物資運搬に大きな影響をもたらしました。本作は車輪が動物の足に直接取り付けられていることから、実際の姿を表したのではなく、玩具のような性質を持つものだったかもしれません。
分類土製品
キーワード橙 だいだい, 白 しろ
かわいい, ちいさい
西アジア, 東地中海, シリア, シリア北部
青銅器時代, 前期青銅器時代
粘土, テラコッタ
彫刻・彫像, 動物像
生き物, 四足動物, ウシ, 有角動物
資料ID1141

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