酔李白図

作家情報黒田　綾山　KURODA Ryozan
作者・作品名黒田綾山　酔李白図
ふりがなすいりはくず
制作年寛政２年
制作年 西暦1790
員数1幅
材質・技法絹本着色
形状掛幅装
縦100.4
横37
署名・年記等庚戌夏製。南海綾山良
作品解説本作上部には「市肆蔵名詩酒僊、呼来灑面始朝天、漁陽鼙鼓夜郎月、非付豪歌即酔眠。庚戌季秋。拙斎正顕」と、西山拙斎（1735-1798）の賛がある。拙斎は備中鴨方の儒者で、綾山とは親しい仲であった。これと三字の異同がある七言絶句が、『西山詩鈔』中巻に「題李青蓮画像」として所収。賛も示すように、本図は酒好きの詩人・李白を描く。師ゆずりの緻密な人物描写で彩色も細かい。綾山は「庚戌夏製。南海綾山良」と署名しており、拙斎の賛は後に寄せられたものとわかる。同年冬の拙斎賛がある綾山画も確認されており、この時期には両者による作品の需要があったことを伝える。
受入方法購入
受入年令和6年度
資料ID5834

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