油枩堆錦箱「大和」

ふりがなゆしょうついきんばこ「やまと」
作品名 英表記cylindrical box with tsuikin (colored lacquer cutout applique) "YAMATO"
作家情報山口 松太 YAMAGUCHI Matsuta
制作年平成17年
制作年 西暦2005年
員数1点
材質・技法油枩堆錦・蒔絵・螺鈿
形状
大区分工芸
中区分漆芸
小区分未分類
法量 縦13
法量 横39.5
法量 高さ8
指定
署名・年記等
作品解説山口松太は、倉敷市に生まれ、香川県漆芸研究所で漆芸の基礎を学び、その後、難波仁斎に師事しました。さまざまな漆芸技法を身につけるとともに、琉球漆器の伝統技法である堆錦を、岡山県の備中漆を用いた独自の堆錦へと発展させました。
 堆錦は、漆と顔料を練り合わせて餅状にしたものを薄くのばし、型抜きした文様を器胎に貼り付ける技法です。この作品は、戦艦「大和」に取材して作られたもので、丸みを帯びた長方形の舟形の箱、甲板をイメージするフラットな蓋は漆黒を中心に堆錦の花と螺鈿が施されています。一面金色ですが、どこか儚さを感じさせる作品です。
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