周茂叔図

作家情報宮本 武蔵 MIYAMOTO Musashi
作者・作品名宮本武蔵 周茂叔図
ふりがなしゅうもしゅくず
作品名(英)Portrait of Zhou Maoshu
制作年江戸時代
制作年 西暦17世紀
員数1幅
材質・技法紙本墨画
形状掛幅装
94.5
42
作品解説 周茂叔(1017-1073)は北宋時代の儒者。身分は地方官吏であったが、その品格は甚だ高く、博学力行であったという。その「愛蓮説」を収載した『古文真宝』は室町時代初期に舶載され、五山僧を介して広く愛読されたことから、周茂叔愛蓮図は日本においても好画題として普及した。本図は明時代の類書『三才図絵』の挿図をもとに制作したと考えられる、周茂叔の半身像である。儒巾や衣紋は太く濃い線で引く一方、面貌は細筆で丁寧に描き分け、周茂叔の高潔な人格を示そうとしている。賛者は、徳川将軍家康から家綱まで仕えて朱子学を講じた林羅山(1583-1657)。寛文2(1662)年に刊行された『羅山文集』に武蔵像賛が収められていることからも、武蔵と羅山との関係が推察される。
受入方法購入
受入年平成18年
資料ID2591

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