出山釈迦図

ふりがなしゅっせんしゃかず
作品名 英表記Shakyamuni Emerging from the Mountain
作家情報拙宗 等揚 SESSHU(SESSO) Toyo
制作年室町時代
員数1幅
材質・技法紙本墨画
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分中世日本
作品解説 釈迦が出家して山林に入り、六年間の苦行のすえに深山を下りて真の悟りへと向かうという、仏伝のいち場面を描いたもの。禅宗教団で多く描かれた画題である。頭髪や顎髭がぼさぼさと伸び、厳しい修行の跡をのこす釈迦であるが、その表情は簡潔な筆致で描かれ、すっきりとした面持ちである。衣紋は粗筆であるが伸びやかで緊張感があり、釈迦の謹厳な雰囲気をみごとに描出している。拙宗《芦葉達磨図》(スミス・カレッジ美術館)と面貌や衣紋、爪の伸びた足の表現が近く、拙宗時代の水墨祖師像を考えるうえで貴重な作例といえる。印については、拙宗《達磨図》(出光美術館)に本図と同じ組み合わせがみられる。また、本図上方は切り取られていることから、もとは賛文があった可能性がある。

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