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縮布製造之真図

ID06-999-00004
名称 (かな)ちぢみせいぞうのしんず
大分類美術工芸
作者帰山雲涯
制作年月日明治18年 (1885)
員数3
地区城川
所蔵者小千谷織物同業協同組合
文化財指定市指定
ライセンスCC BY (表示)
データ形式画像
解説『縮布製造之真図』は三巻からなる絵巻で、明治18(1885)年に三条の帰山雲涯により作られました。明治初期の小千谷縮の製作工程が、糸を作る苧うみから、製品になるまで詳細に描かれており、江戸時代から続く伝統的な小千谷縮の製作技術を知る上で大変重要な資料です。

小千谷縮を作る作業は、農閑期である冬期間に行われることが多く、絵の中には雪景色が広がっています。糸を作る場面では、主に女性が苧麻を爪で細かく裂き糸繊維を作る姿、糸を紡ぐ姿、紡いだ糸に擦りをかける姿が見られます。
そして、絣付けの場面では男性が木羽定規を使って慎重に墨つけをする姿、機織りの場面では女性がいざり機で織る姿、湯もみの場面では男性が力いっぱいにしぼり、小千谷縮独特の「シボ」をつける姿が見られます。

老若男女がそれぞれの能力にあわせ、みんなで協力して小千谷縮を製作する様子が印象的です。
備考文化財指定日:1973年12月28日
更新日2025/03/05

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