内ヶ巻城跡

ID13-999-00007
名称 (かな)うちがまきじょうあと
大分類史跡
時代鎌倉時代の終わり頃
地区川井
所蔵者内ヶ巻城址保存会
文化財指定市指定
解説【立地】高場山山麓北東に延びる丘陵上、標高247メートル地点に立地します。倍濃川と魚野川の合流点を見おろし、妻有荘(中魚沼郡)と上田荘(南魚沼郡)への交通を押さえる要所にあたります。

【築城年代】鎌倉時代の終わり頃、新田氏の一族である田中氏により築城されたと伝えられています。

【人物】築城主といわれている田中氏は、中世に川井周辺の20の村を領地にしていたとされ、戦国時代まで同地を治めていたといわれています。中でも田中大炊介義房は、川井地内の妙高寺の開基とされ、現在も妙高寺境内で大切に供養されています。

【遺構】ふもとからの比高は150メートルほどで、市内の山城の中でもそれほど高低差が大きくありませんが、山全体が天然の険しい地形であることから、高さ以上に強固な天然の要害です。そこに切岸や空堀などをつくることで、一層堅固に仕上げています。

【見どころ】最大の特徴は、尾根を連続的に遮断する堀切で、主郭付近を大きく防衛しています。
更新日2025/03/05
備考文化財指定日:1972年4月1日

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