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大の釈迦踊

ID16-999-00002
名称 (かな)だいのさかおどり
大分類伝統芸能
地区真人
文化財指定市指定
ライセンスCC BY (表示)
データ形式画像
解説大の釈迦踊の伝承の由来は明らかではありませんが、中世の仏教興隆期に始まったものが近世の縮商人等によって当地方に伝えられたものと思われます。小千谷市内に伝わる念仏踊としては唯一のものです。

小千谷市真人町の円蔵寺には、泡観音(あわかんのん)と呼ばれる観音像が安置されています。これは、信濃川から流れてきたと伝えられるもので、川から上がった8月17日を年に一度の開帳日としています。大の釈迦踊は泡観音が上がったことを機に始まったともされ、同じ日に前庭で踊られています。

踊りは素朴で、時計まわり、笛や太鼓などの楽器を使用せず、音頭取りと踊り手の囃子(はやし)だけで行われることが最大の特徴です。本歌は古今集(こきんしゅう)や、あるいは当時の道歌(どうか)、風俗歌(ふうぞくか)から取材したものらしく、踊り手の囃子とともに哀調(あいちょう)をおびています。大正8年(1919年)発行の中魚沼郡誌にも本歌が掲載されています。

魚沼市堀之内に伝わる「大の阪」とは、名称は似ているものの、笛太鼓を使用することや、踊り、唄(うた)のいずれも大きく異なっています。また、真人町から近い十日町市の中条、川西には歌詞が類似した大の釈迦が伝わり、関連性が伺えます。
備考文化財指定日 : 1977年4月1日
更新日2025/03/05

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