小千谷市街地から

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時水城跡

ID13-999-00003
名称 (かな)ときみずじょうあと
大分類史跡
地区城川
所蔵者時水城址保存会
文化財指定市指定
ライセンスCC BY (表示)
データ形式画像
解説時水城は、小千谷市と旧小国町に連なる城山 (標高384メートル)山頂と、東方に分岐した尾根に築かれた山城です。

南北朝時代は新田氏家臣の小国氏、正平年間(1346~1370年)からは上杉氏の家臣、曽根氏が支配したとされています。その後、曽根宗能が上杉謙言に叛き、薭生城主平子氏の攻撃を受けて落城したといわれていますが、いずれも江戸時代の記録や伝承によるもので、当時の確かな文書などは見つかっていません。

城山(通称夏城)の主郭部最大の特徴は、「階段状の切岸」を外周部に数多くめぐらして防衛とするとともに、山城そのものの崩落を防いでいるところです。分岐した尾根の山城(通称冬城)は冬期作戦のために築かれたと伝えられていますが、現在では山頂の主郭部への進軍経路を遮断する砦の一つと考えられています。

付近には「舟くぼ」「鐘塚」「馬場清水」など当時の様子を示す地名が残っています。現在はハイキングコースとして親しまれており、天気の良い日は頂上から佐渡島を望める絶景ポイントです。
更新日2025/03/05
備考文化財指定日:1972年4月1日

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