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木喰上人作三十三観音他二像

ID06-999-00002
名称 (かな)もくじきしょうにんさくさんじゅうさんかんのんほかにぞう
大分類美術工芸
作者木喰上人
制作年月日享和3年 (1803)
品質形状
員数35
地区東小千谷
所蔵者小栗山町内
文化財指定県指定
ライセンスCC BY (表示)
データ形式画像
解説木喰上人は、享保三(1718) 年に甲斐国(現・山梨県)に生まれ、二十二歳で仏門に入りました。四十五歳のときに木喰戒(五穀などを断ち、木の実や草のみを食べるという修行)を行い、五十六歳で廻国(かいこく)修行の旅に出ます。小栗山を訪れた時は八十六歳で、木喰五行菩薩と名乗っていました。

如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜんおんぼさつ)を中心とした三十三観音像と他二像は、木喰上人二回目の越後巡礼の際、小栗山地区に滞在した上人が、火災消失により享和三(1803)年に再建された観音堂のために、同年八月一日から二十四日までの間に刻んだものです。原料の木材は、住民が総出で運びあげたイチョウの巨木と伝えられています。

ふくよかな頬、団子鼻、山なりにまがる太い眉、大きく孤をえがく目、深い笑みをたたえている口もとなどが特徴の上人の作品は、「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれて広く親しまれています。

昔は、子どもたちが観音様をおぶって遊んでいたことなど、地元の人たちに親しまれてきた様子が語り継がれています。
備考文化財指定日:1968年3月23日

所在地:新潟県小千谷市小栗山
更新日2025/03/05

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