張(梁川)紅蘭筆「水墨画 春蘭」

分類絵画
資料名(ヨミ)チョウ(ヤナガワ)コウランヒツ スイボクガ シュンラン
寸法(原寸)128.3×27.2 (外寸)184.0×40.6
成立年代不明
公開解説 張(梁川)紅蘭(1804~1879)は、安八郡曽根村(現在の岐阜県大垣市曽根町)の庄屋稲津長好(左門)の娘として生まれた。幼名はきみ、名は景・景婉・芸香、字は玉書・月華・道華、号は紅鸞・紅蘭という。尾張藩の出身である曾祖母の生家の家格を誇りとしていたため、常に「張」「張氏」と称していた。梁川星巌の「梨花村草舎(りかそんそうしゃ)」で詩文を学び、星巌と結婚してからは、文政5年(1822)から文政9年(1826)にかけて夫婦で西国を旅した。安政5年(1858)に起きた「安政の大獄」で、病没した星巌の代わりに投獄されたが、釈放後は、私塾を開いて生計を立てながら余生を過ごした。
 この作品には、蘭の水墨画と七言絶句の賛が書かれている。

PageTop