自慢の詞

分類古典籍
寸法15.2×81.2巻子本
成立年代-・-・-
公開解説宛名部分を欠くが大垣藩士中川濁子(じょくし)宛と推定される松尾芭蕉の書簡。「鳶の巻」の木因の返書に接した芭蕉は、木因が自分の真意を理解してくれたことに対する驚きと喜びを大垣藩士で芭蕉の門人である中川濁子に伝えた。冒頭の「杭瀬川之翁」は木因のことを指す。芭蕉はこの附句(つけく)について、江戸の評判がまちまちであったことを述べ、木因が遠隔の地にありながら、芭蕉の真意を見抜いたことに感激し、喜びの余り、この附句を自慢した。

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