加州浅井畷合戦図

分類絵図・地図
資料名(ヨミ)カシュウアサイナワテカッセンズ
寸法110.7×77.3
成立年代江戸時代中期
公開解説 浅井畷(なわて)の戦いは、慶長5年(1600)、大聖寺(だいしょうじ)城(現在の石川県加賀市)の合戦後に金沢へ戻る途中の東軍方前田利長(としなが)の殿(しんがり)軍を、西軍方小松城主丹羽長重(ながしげ)の軍が急襲(きゅうしゅう)したことによって始まった戦いである。この戦いは関ケ原合戦の前哨戦(ぜんしょうせん)で、8月1日の前田利長軍の出陣、同月8日浅井畷合戦、9月26日和談に至るまでの経緯が記されている。
 本図には、東は中峠(現在の石川県小松市中ノ峠町)から西は大正(聖)寺、北は安宅(現在の石川県小松市安宅町)から南はカモノ村(現在の石川県加賀市加茂)までの範囲が記されている。小松城を中心に各軍の配陣、戦の動向が記されている。黄は村、赤線は道筋、青は川、湖や海を、赤丸は前田軍、黒丸は小松方(丹羽軍)を表し、金沢街道(北国街道)や木嶋潟などの湖が記されている。

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