アカテツ(茅打バンタ)

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チーの木と呼ぶアカテツ

No文146
資料名(よみ)●ちーのきとよぶあかてつ
概要名護市広報・市民のひろば2002年(平成14年)3月号掲載。名護市の自然145
詳細 ガジュマルの幹に傷を付けたり、葉を手でとってみたりしたことがない? 名護、山原、いや沖縄の人ならそんなことはないでしょう。ガジュマルは身の回りに普通に生えているし、枝をせん定したり、草笛を鳴らす機会も普通にあると思うからです。その時の傷口から出る白い樹液が、木の乳瀬とか乳汁と呼ばれています。木の方言名には樹液に関係すると思われるのがいくつか)` あります。アンマチーギ(イヌビワ)、ハジキ(ハゼノキ)ムチャギー(モチノキ)、ミーフックア(ミフクラギ)など、それに今回のチーギ、アンマーチーと呼んでいるアカテツがそうでしょう。
 市内ではカテツはそんなにたくさん生えている木ではありませんが、海岸林や御嶽林にみられ、海岸に近いところなら屋敷林にみることもあります。高木になり、樹皮が赤褐色で、若い枝や葉の裏に褐色の毛があり、木全体が赤っぽい、これが名前の由来になっているのでしょう。葉を切りとると付け根からガジュマルのような乳汁、チーが出ます。ガジマンと呼ぶところはそんな含みをもっているのでしょうか。アカテツが生える場所にはこれによく似た、同じように高木で赤味を帯びるハマビワが同伴します。夫婦ということでしょうか、乳汁の出ないハマビワをチーギウトゥと呼ぶところがあるのはそんな意味かもしれません。
 アカテツ科の熱帯果実はサポジラや力ニステルがよく知られていますが、アカテツの実は1~2cmくらいで食べる習慣はありません。台湾から来たオオバアカテツは街路樹に植栽され、アカテツは防潮防風林の一級樹木です。
(新里/02.2)

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