サツマニシキ ~つややかな体色は警戒色
| No | 文142 |
|---|---|
| 資料名(よみ)● | さつまにしき ~つややかなたいしょくはけいかいしょく |
| 概要 | 名護市広報・市民のひろば2001年(平成13年)12月号掲載。名護市の自然142 |
| 詳細 | 「チョウ」と「ガ」は、同じ鱗翅目(りんしもく)の昆虫です。体は、はねの毛の変化した鱗粉(りんぷん)でおおわれ、口は一部のものを除いて長く伸びた管状の口吻(こうふん)になっています。「チョウ」と「ガ」の区別については、一般に、「チョウ」は昼に飛び、「ガ」は夜活動する。また、「チョウ」は止まる時にはねを立てて止まり、「ガ」は屋根型や水平に開いて止まる習性があります。しかし、これらの違いにはいずれも例外が多く存在します。それで、日本産の「チョウ」と「ガ」の区別は、触角の形によるのが無難と言われます。「チョウ」の触角は、先のふくれたこん棒状で「ガ」の触角は糸状.くし状.羽毛状やスズメガのように太い触角になっています。 このサツマニシキは、やや太い触角で先端が曲がっています。また、夜行性ではなく昼に飛んで活動しています。幼虫の食草は「ヤマモガシ」という暖地の山地に生育する常緑の高木です。成虫は、みつを求めて上空を飛んでいます。葉に止よっているのに触れると、頭から黄色の臭いのある泡を分泌します。幼虫は、赤褐色の斑紋があり、成虫は黄福色の斑紋があります。この幼虫や成虫のつややかな体色は、「毒のある」という警戒色と考えられています。 成虫の出現は5~6月と8~10月です。分布は、本州から東南アジアまで広範囲に生息しています。沖縄諸島産は亜種で「シ口シタサツマニシキ」とも呼ばれます。名護市では、多野岳から大浦川の上流域でよく見られます。 (與儀/01.11) |
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