ヤブニッケイの花

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シバキは柴? ヤブニッケイ

No文121
資料名(よみ)●しばきはしば? やぶにっけい
概要名護市広報・市民のひろば2000年(平成12年)2月号掲載。名護市の自然121
詳細 ヤブニッケイは高木になり、屋敷林や里山に普通みられるものです。山原ではシバキ、ジックミ、ジッコンと呼ばれ、源河の段々畑跡の二次林や嘉陽辺りの風衝林、嘉津宇の石灰岩地の天然林、その他の低山地などで、純林状にあるいは混交林の中に生育します。昔話にでてくる「おじいさんは山へ柴りに…」には、薪に使う柴の束を背負って山を下りてくる姿が思い描かれますが、おじいさんが出かけた場所は深山ではなく、畑から遠くない里山であったことでしょう。和名のヤブは里山の薮に生えることによるもので、方言名のシバキは柴に結びつくのでしょうか。
 生葉の一枚を観察してみて下さい。表面光沢があり、基部の方に三つの大きな葉脈があります。この三行脈はクスノキ属の一つの特徴で、街路樹のクスノキ、ニッケイ(カラギ、ニッキ)、シバニッケイ(シバカー、シバキ、ハーグヮシバキ)にも同じようについています。葉をもんで鼻を近づけてみて下さい。ニッケイには劣りますが、ニッケイ類に含まれるシナモンの芳香が伝わってくるはずです。
 幼少の頃、寒い季節になると、友達と薮の中に黒く熟した1cm大のジッコンの実を取り、種皮を除いて家に持ち帰り、親の目を盗んで鍋で炒って食べたものです。ただ油脂分が多いので食べ過ぎは禁物でした。
(新里/00.2)

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