リュウキュウマツ(まーち)
| No | 文115 |
|---|---|
| 資料名(よみ)● | りゅうきゅうまつ(まーち)) |
| 概要 | 名護市広報・市民のひろば1999年(平成11年)9月号掲載。名護市の自然115 |
| 詳細 | マーチは山にも里にも多い木ですが、本来はそれほどあちこに生えるものではないようです。世冨慶から辺野古、東海岸沿いの国道、その他の道路や林道を走っていると、ノリ面の切土、崩れ箇所にその幼樹がよく見られます。山の中でも土砂崩壊地にいち早く発生するのは松です。琉歌の揚作田節の「…いわをだち松のもたえ清らさ」は、土砂の少ない岩場に生育する姿を表し、先駆樹種の特徴をとらえているといえます。 琉球列島の固有種で、有用なリュウキュウマツは、人間の生活の変遷とともに生育範囲が広がり、林分も増えてきました。旧盆が近づいてくると友だちと連れだって、松の根元からトゥブーシ(松脂)を削り取り、門に灯して祖先の霊を迎えたものです。防潮防風林、街路樹、庭園樹には昔も今も人気者です。 「名護市の名木」(1984年)には松が多く載っています。羽をつけた種は明るい場所を求めて飛び、よく発芽し、集落の周辺に育成します。人の心を和ます風致木として大切に植え、育てている証でもあります。ところで、マーチは針のような二葉がついているのは誰でも知っていることですが、群葉をもっとていねいに覗いてみましょう。幸せのクローバーならぬ四つ松葉が、二葉の中に見つかるかもしれません。 (新里/99.8) |
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