アデクの花

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赤い肌のアデクの木

No文109
資料名(よみ)●あかいはだのあでくのき
概要名護市広報・市民のひろば1999年(平成11年)3月号掲載。名護市の自然109
詳細 市の中央山地の森のなかで、普通に見られる木といえば、アデクもその一つとしてあげられます。ただ、際立っていることは木の肌色が赤いことです。木々に混じって赤色の樹皮をもつものには他にアカミズキなどがありますが、山道の通る尾根付近の低木、あるいは小高木層に生えるのはやはりアデクが一番です。秋を感じる頃に熟するやや黒っぽい果実はよく発芽し、木の萌芽力も強い。上層を目ざして一本の幹が通直に伸び、なかには分岐したいくつかの幹が立っていることもあります。木を伐った後は萌芽枝がたくさん出るので、山師たちはこれらを整理しながら良材に育てていきます。材質は堅くて強く、いろいろな用途があり、とりわけ鍬(くわ)などの柄材として一級品です。
 中国湖南省の張家界の山を訪ねたとき、商品用にアデクの盆栽が並べられていました。断面が四角形をなす細かい小枝は多数分岐し、対をなすツゲのような葉をつけます。この容姿が中国、沖縄の人々に愛されている所以でしょう。最近では生垣に植えて、赤肌の幹や美しい枝葉を楽しむ人もみられます。
(新里/99.2)

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