キアシナガバチ
| No | 文105 |
|---|---|
| 資料名(よみ)● | きあしながばち |
| 概要 | 名護市広報・市民のひろば1998年(平成10年)11月号掲載。名護市の自然105 |
| 詳細 | 今年の夏もハチによる被害が報じられました。マラソン大会の途中の橋の上でハチの群れにおそわれた例やスズメバチに刺されショック死した例もありました。ハチは小さい虫ながら、あなどるとひどい目に会います。 ハチの毒針はメス(働きバチ)の産卵管が変化したものです。特にスズメバチの毒性は強く死に至る場合もあります。自然観察会の山歩きの途中、休憩した場所のそばにコガタスズメバチの巣があって、子供が刺された苦い経験があります。スズメバチが近づいたら、あわてず、動かず、じっとして遠ざかるのを待ちます。 しかし、じっとしても攻撃してくるハチがいます。ススキの草原に巣をつくるチビアシナガバチ(方言名ガヤバジ)です。黄色の1cm程の小さいハチですが、これを見たら逃げるが勝ちです。 写真は巣の上で幼虫の世話をするキアシナガバチです。このハチはスズメバチの仲間で攻撃的です。胸背の2本の黄色斑が特徴の黄色いハチです。分布は八重山諸島から本州です。 アシナガバチの仲間は、木の繊維をツバでくっつけて六角形の小部屋のアパートをつくります。そして、小部屋の中に1固ずつ卵を生みます。ところで、この大角形はとても正確です。アシナガバチの「ものさし」は何でしょうか。 (與儀/98.10) |
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