白い煙と黒い煙の碑
| No | 百-名-521 |
|---|---|
| 資料名(よみ)● | しろいけむりと くろいけむりの ひ |
| 概要 | ナングスクに建っている「白い煙と黒い煙」(昭和34年12月22日竣工除幕)の碑は、貧しかったその昔、出稼ぎのための大和旅に送り出す幼い娘と老父母の美しくも悲しい親子のふやかりの情愛を現したものです。 |
| 詳細 | 稲垣国三郎 作 白い煙と黒い煙の一節 合図の煙!親子の別れ!汽船のデッキの上からは彼の乙女が涙で曇った目で、ふる里の山を慕ひ父母を恋ひてこの白煙をみつめてゐることであらう。 白い煙と黒い!かうして若い乙女と老いたる親とが、山と海とでたがひに切ない思慕恩愛の情を交わしてゐるのである。 春の日は静かに夕靄の中にうすれて行く。やがて汽船は本部半島にその影を隠した。 つきせぬ名残を一抹の黒煙にとどめて。 大正七年三月三十一日作 |
| 大分類 | 名護やんばる大百科 |
| 中分類 | 碑文 |
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