ニーブイ虫次良

ニーブイ虫次良

No百-名-519
資料名(よみ)にーぶいむし じらー
YouTubeURLQAxWIssyPpE
概要木下順二「三年寝太郎」の素材にもなった「鳩提灯」の話です。この話は琉球王府が各地の伝説を集め編さんした「遺老説伝」にも「眠虫次良」の話として掲載されていて、沖縄本島各地で聴き取りできます。
大分類名護やんばる大百科
詳細あらすじ
ニーブイ次良は寝てばかりで仕事をしなかった。
ある日、母親に「鷺を買ってくれ」といった。
母親が鷺を買ってやると、次良は鷺を持って、隣の村一番の金持ちの家との間にあるフクギの木に登り、日が暮れるのを待って、「金持ちの主人、私は天の神様の使いだ。おまえの娘を隣のニーブイ次良の嫁にすれば、おまえの家はもっと栄える」といって、鷺をフクギの木の上から飛ばした。
金持ちの夫婦は「ありがとうございます神様」といって拝み、翌朝、次良の家を訪ね「娘を嫁にもらってくれ」といった。
母親は断ったが、「神様のお告げだから、ぜひもらってくれ」というので嫁にもらった。
そして、次良も母親も一生幸せに暮らした。

語り 山本川恒さん  母方の祖父からの伝承話 (聴取)1981年8月22日宇茂佐公民館
中分類民話・伝承話

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