リュウキュウアオヘビ

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南方系のヘビ、リュウキュウアオヘビ

No文87
資料名(よみ)●なんぽうけいのへび、りゅうきゅうあおへび
概要名護市広報・市民のひろば1997年(平成9年)5月号掲載。名護市の自然87
詳細 沖縄の一般的な方言では「オーナジャー」と呼ばれています。名護ではモータンギャー(源河)、オーヒーバー(底仁屋)などと呼ばれていますが、詳しい調査報告はありません。リュウキュウアオヘビは和名です。ところが、このヘビを「アオダイショウ」と呼んでいるのを耳にすることがあります。明らかに間違いです。なぜなら、アオダイショウは沖縄県にはいないからです。正確にいうと、アオダイショウは本土にいる種類で、その親戚(属)にあたるのが宮古・八重山諸島にいるサキシマスジオであり、沖縄諸島にはその仲間はいないのです。
 リュウキュウアオヘビは、 卜カラ列島の小宝島、宝島、奄美諸島、沖縄諸島に分布し、八重山諸島には別種のサキシマアオヘビが分布します。このアオヘビの仲間(属)は台湾から中国、東南アジアと南方に広く分布しますが、北限は卜カラ列島の小宝島で、それより以北の本上にはいません。
 日中に行動することが多く、昼間道端からすばやく逃げていくのをよくみます。緑がかった色でハブと間違えられたりしまが、ミミズ類を主食とするおとなしいヘビです。道で見かけてもそっとしてあげましょう。
(当山/97.4)
 

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