アミアイゴ

村田尚史

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アミアイゴ

No百-名-483
資料名(よみ)●あみあいご
別名スク
別名(よみ)●すく
資料名(英語)●Little spinefoot
概要インド洋、太平洋西部のサンゴ礁などの浅い海に分布する15~20cm程度のアイゴのなかまです。沖縄でも、イノーやリーフエッジの周辺でよく見かけます。アイゴのことを沖縄では「エーグヮー」などと呼びますが、本種の場合、その稚魚は「スク」と呼ばれ、この群れを専門に狙って捕る伝統的なスク漁があります。この漁で取れたスクは、スクガラスと呼ばれるガラス瓶に入った塩漬けにされ、トーフ(豆腐)などの上に乗せて食べる文化があります。
詳細サンゴ礁では多くの動物が月の満ち欠けに合わせた行動を取ることが知られており、本種は新月の夜産卵することがわかっています。そして産まれた子どもは成長し、約一か月後の新月の日に大群で外海からイノーにやってきます。この稚魚の大群がイノーに押し寄せるのが、旧暦6月1日の大潮の新月前後であることが経験的に知られており、スク漁もこの時期に稚魚の群れを探して行われます。

イノーに入ってきた稚魚は、環境の変化に合わせて体の作りや食生活を変化させ、プランクトン食から藻類食になります。藻類食になってしまった稚魚は味が落ちるとされるため、スク漁はタイミングが重要とされています。

近年は、スクがあまり取れなくなってきており、伝統の味であるスクガラスも、ほとんどはフィリピンなど外国産の輸入に頼っているのが現状です。

なお、沖縄の海ではアイゴ類が数種いますが、いずれも背びれ、腹びれ、尻びれの棘に毒を持っています。刺されても命に別状があるわけではありませんが、素手でつかまないよう注意が必要です。
大分類名護やんばる大百科
中分類生きものたち

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