キバラヨシノボリ(♀)

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キバラヨシノボリ

No文84
資料名(よみ)●きばらよしのぼり
概要名護市広報・市民のひろば1997年(平成9年)2月号掲載。名護市の自然84
詳細 数久田川は『轟の滝』で知られた名勝の地、平敷屋朝敏が詠んだ詩もあるといいます。水量は少なくなっているが、高さ30メートルの滝から流れ落ちる水は、滝壺の岩に砕けて飛び散り、七色の虹が映えることもあります。 滝の上流には、珍しい魚『キバラヨシノボリ』もすみついています。その魚は奇妙な姿か`たちをしているわけでありません。珍しいのは体型ではなく、分布や生活のしかたです。奄美大島から石垣島に分布しますが、沖縄本島でキバラヨシノボリの生息が確認されている川は数久田川だけです。
 また、生活様式も他のヨシノボリ類とは一風変わっています。ヨシノボリ類の赤ん坊は流れ下って海で幼期を過ごした後、再び川に戻ってきて生活するのが普通の生活様式です。しかし、魚の中にも変わり者がいるようです。1968年に数久田川の上流で一生を過ごしているヨシノボリが見つかりました。発見者は琉球大学の西島信昇名誉教授、その魚がキバラヨシノボリです。ふ化した赤ん坊は、海の代わりに川の淀みで浮遊生活をしています。滝の上流には子どもを狙う天敵が少ないので種族を維持することができたのでしょう。
(幸地/97.1)

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