水面に身を乗り出してエサを待つアオグロハシリグモのメス

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岸辺のハンター・アオグロハシリグモ

No文69
資料名(よみ)●きしべのはんたー・あおぐろはしりぐも
概要名護市広報・市民のひろば1995年(平成7年)11月号掲載。名護市の自然69 
詳細 「クモがカエルを食う」という話をすると、たいていの人が驚くことでしょう。でも、実際にそんなクモがいるのです。その名は、アオグロハシリグモ。体の大きさはおよそ4cm。脚を広げると、10~12cmになる大型の、がっちりした体形のクモです。前2対の脚の先に白帯があるのが特徴ですが、体つきと合せて、この白帯はなにやらプロレスラーのサポーターを連想させます。このクモは網を張りません。地表を歩き回って獲物を探し、捕まえます。なにしろ体がでかい、そのくせ動きは俊敏なのです。ニホンカジカカエルくらい、押え込むのは造作もないことのようです。
 アオグロハシリグモは、おそらく名護で普通に見られるクモのひとつです。しかし実際に見た人は少ないかもしれません。なぜなら、このクモは夜行性です。おまけに山地の渓流沿いにすんでいます。みるからにハブの出没するような場所に、夜からでかける人は限られています。そんな訳で、見た人は少ないだろうということです。
 でも、名護グスクの山道治いでもみつかります。もしかしたら市内を流れる幸地川にだっているかもしれません。秋の夜長の夕食後のひとときを、懐中電灯片手にクモウォッチングと洒落こむのも、一興かもしれませんね。その際は、市内とはいえ、くれぐれもハブにはご注意。
(千木良/95.10)

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