オキナワトカゲ

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多彩な方言名 ~オキナワトカゲ

No文40
資料名(よみ)●たさいなほうげんめい おきなわとかげ
概要名護市広報・市民のひろば1993年(平成5年)5月号掲載。名護市の自然40
詳細 1958年から1962年にかけて、琉大方言研究クラブ(琉球大学)によって卜カゲの方言調査が行われました。この報告書をみると、今から30年程前の名護市の方言が出ています。報告書は音声表記で記されていますが、カタカナに直して紹介してみましょう。
 源河:ハーミヌゥワリー、仲尾次:カミンジャリ、呉我:カーミヌワーリ、川上:アンダンボージャー、我部祖河:ハミンジャーリ、伊差川・我部・屋部・天仁屋・宮里・大兼久:アンダケーボージャー、親川:ジュンジュンビチャ、勝山:アンケラー、安和:アンダケーボージヤー・マッカイワヤー、宇茂佐:マカイワヤー・アンダケーボージャー、久志:マカイワヤー、大西:マッカイワヤー・カーミヌワヤー、大南:マッカイワヤー・カミヌワヤー、港区:アンダケーボジャー・マッカイワヤー、東江:マッカイヮヤー・マカイワヤ、城・大中・世冨慶・数久田・許田・幸喜・喜瀬:マッカイワヤ一。
 これらの方言の対象となっている動物は、ここで紹介するオキナワトカゲです。方言が多いということは人間になじみ深いということを意味しています。しかし、マングースに食べられたのか、今ではあまり見かけません。同時に方言もなくなりつつあるようです。それにしても、数十年前にこのような調査がなされたのはすごい。方言資料は、今となっては大変貴重なのです。(当山)

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