セミの声
| No | 文15 |
|---|---|
| 資料名(よみ)● | せみのこえ |
| 概要 | 名護市広報・市民のひろば1990年(平成2年)7月号掲載。名護市の自然15 |
| 詳細 | 鳴き声の一番大きな昆虫は?。寿命の一番長い昆虫は?。答えはいずれもセミです。また、日本で一番大きいセミはヤエヤマクマゼミで、一番小さいセミはイワサキクサゼミです。いずれも沖縄にいます。 上の写真は、サクラに産卵中のオオシマゼミです。一般的には、セミは卵で冬を越し、夏に幼虫になります。幼虫は、幹を伝って木から下りて地中へもぐり、約6年間、木の根から樹液を吸って地中生活をします。そして、地上にでて脱皮して成虫のセミになります。地上での寿命は、約40日間です。 いよいよ、夏も本番に向かって、山原でもいくつかのセミの声が聞こえます。名護市内で普通に聞こえるセミの声は、クロイワニイニイ、クマゼミ、リュウキュウアブラゼミ、オオシマゼミ、クロイワツクツクの5種類です。それ以外にも、森林などの特定の地域で、ニイニイゼミやヒメハルゼミ、クロイワゼミが見られます。沖縄には亜種も含め22種類のセミが生息しており、その内8種類が名護市でも見られます。 セミの鳴く時期は、セミの種類によって少しずつちがいます。沖縄でのセミの季節と鳴き声は、次の表のとおりです。名護で聞こえるセミの声も、だいたいこの順序です。少し気をつけると、セミの声の変化で沖縄の長い夏の移り行きを感じることができます。そして、11月までセミが鳴く。これは、沖縄の暖かさを示しているのかも知れません。(与儀) 沖縄のセミの鳴く時期と声 6月~8月 クロイワニイニイ ジィーージィーー 7月~8月 クマゼミ シャン シャン シャン 7月~10月 リュウキュウアブラゼミ ジージリジリ・・ケチケチケチ 7月~11月 オオシマゼミ ケァン ケァン ケァン 8月~11月 クロイワツクツク ジーワ ジーワ ジーワ |
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