名護小学校の「のぞみの像」

名護小学校の「のぞみの像」

No百-名-241
資料名(よみ)なごしょうがっこうの「のぞみのぞう」
概要平成28年(2016)に【市の有形文化財(彫刻)】に指定されました。像は昭和39年度卒業生(27期生)一同より卒業記念として学校に贈呈されたものです。昭和39年11月、PTA運営委員会で6年生の卒業記念について協議され、その年に開催された第18回東京オリンピックを記念し、聖火ランナー少年像「のぞみの像」を建立することが決まりました。制作は、当時PTA副会長を務めていた比嘉慶一郎が、義兄である玉那覇正吉に依頼したことがきっかけとなり、当時琉球大学教授であった玉那覇正吉と彫刻研究グループ槐会の宮城哲雄、上原隆昭、玉栄宏芳、富元明雄らによって制作されました。
大分類名護やんばる大百科
詳細比嘉慶一郎夫婦は、当時、大東区で登美屋旅館を経営しており、像の制作にかかわった玉那覇正吉の教え子たちは旅館に泊まりこみ、作業を行いました。
玉那覇正吉は、一中健児之塔の「健児像」やひめゆりの塔の「乙女像」などの作品も手がけた沖縄を代表する芸術家です。玉那覇正吉の作品のうち、「のぞみの像」は現存する唯一の全身像で、芸術的にも歴史的にも貴重な文化財です。

【関連キーワード】美術、モルタル、ブロンズ、ニシムイ美術村、沖展
中分類名勝・史跡・文化財

PageTop