汀間区の位置

汀間区について

No百-名-178
資料名(よみ)●ていまくについて
概要面積4.39k㎡ 人口238人 世帯数131世帯(2021年6月30日現在)
 汀間は、方言でティーマと呼ばれ、大浦湾に面しています。東側に汀間川(流長5.6km)、西側にティマダ川が大浦湾に流れています。
 集落は、汀間川の河口の海岸低地に位置し、碁盤目状に整然と区画され、また福木で囲まれた屋敷林が目立ちます。汀間川沿いに小さな集落があり、そこにはヌンドゥンチ跡やアサギ跡があります。住民はウンバハリ(恩計)や川を越えたカデカル(嘉手苅)から移動してきたと伝えられています。
詳細汀間川は川幅も広くフンナト(小湊)ガーとも呼ばれ、河口には舟揚場があり、かつて山原から薪や竹などを積み込んだ港でした。当時は現在の旧三原小学校の下まで山原船が入ってくるほど水深が深く、台風時の避難場所にもなったといいます。
 汀間の地名は、汀間川とティマダ川の間にあり、大浦湾の海岸に面した汀(水際)に位置することに由来するという(久志村誌)。北には一ツ岳(295m)があり国頭山地へ山並みがと続きます。
 東側の安部との境の海岸には、汀間当節で知られるカヌシチャ浜があります。ここは現在カヌチャベイリゾートホテルの一部となっています。
 現集落は碁盤目状に整然としていて、各屋敷を囲む福木には樹齢三、四百年と推定されているものもあります。明治半ばには久志間切(村)のなかで最も大きな戸数と人口をもち(戸数125)、大正末の一時期には久志村役場が汀間のムラヤーに置かれたこともあります。大正14年、汀間ムラの一部(シネーガチ、ミチェーガチ、ゲーヤ)を割いて、字三原がつくられました。
大分類名護やんばる大百科
中分類地域情報

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