ID773
機関記号9918223
資料名(よみがな)からすき
別名①唐鍬、②唐鋤、③田犂
点数1
型式・様式近代短床犂 高北式土の母号第8号(左反転単用犂) 県指定分類:(A)-(Ⅰ)-第Ⅲ類A型(分類番号:1113) 
形状短小な犂床を犂身と一体的に作り床金がつく。ボルト式犂柱、犂轅を鉄の金具で接合し三角枠を構成。
収集場所黒滝村中戸
寸法(高さ、縦)cm110.00
寸法(幅、横)cm152.20
寸法(奥行き)cm53.00
製作場所三重県名張市 株式会社高北農機製作所
指定種別奈良県指定有形民俗文化財
指定分類番号1113-34
指定名称奈良県の牛耕用具
資料解説 耕耘機が普及する以前(1950~60年代)の、畜力による耕起用具。圃場の土を掘り返したり反転させたりして凝り固まった土をほぐし、残った株や雑草を土の中にすき込む作業を行います。
 犂轅(長柄、練木)先端部を牛に装着した牽引具と繋いで、人が後ろから犂を支持し、声と手綱で牛を制御しながら前進すると、犂先が土中に潜って土を起こし、上がってきた土を鐴(へら)が反転させつつ片側(本資料の場合は左)によけるように盛り上げて畦を作っていきます。
 本資料は、犂身(犂柄)に「高北式 土の母号第八号」の記銘のある「近代短床犂」の1タイプです。明治時代後期に、九州地方などで在来の無床犂(深耕性)と長床犂の長所(安定性)を取り入れつつ開発されたもので、大正~昭和期に全国的に普及していきました。
 高北式は、高北新治郎(明治20~昭和43年)が大正2年(1913年)深耕犂の製作に成功、高北農具製作所を創立し、以来、同製作所が製造した一連の改良犂です。
資料説明詳細 本資料は、奈良県指定有形民俗文化財『奈良県の牛耕用具』(平成19年3月指定)544点中、「牛に牽引させる道具」327点のうちの1点です。
 *県指定有形民俗文化財 > 奈良県の牛耕用具 もご参照ください。

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