ID501
機関記号9907086
資料名(よみがな)からすき
別名①唐鍬、②唐鋤、③田犂
点数1
型式・様式県指定分類:(A)-(Ⅰ)-①第Ⅱ類 中床犂(近代短床犂バリエーション) 左反転単用犂 
形状短い犂床に犂身(犂柄)を接合。ボルト犂柱、犂轅(練木)は犂身の貫穴に通し、楔、鼻栓でとめて繋ぐ在来工法で三角枠を構成する。
収集場所生駒郡平群町三里
寸法(高さ、縦)cm98.00
寸法(幅、横)cm172.00
寸法(奥行き)cm28.00
指定種別奈良県指定有形民俗文化財
指定分類番号1112-5
指定名称奈良県の牛耕用具
資料解説 畜力による耕起用具。牛に牽引させて、圃場の土を掘り返したり反転させたりして、凝り固まった土をほぐし、残った株や雑草を土の中にすき込む作業を行います。
 犂轅(練木)の先端部を縄などで尻枷の中点と繋ぎ、牛に牽引させる。牛の後ろから人が犂を支持し、またもう一方の手で手綱をとって牛を制御しながら前進すると、犂先が土中に潜り込んで土を起こし、鐴(へら)で反転させつつ左によせて畦を作っていきます。
 本資料は、在来長床犂のように、犂轅と犂柄の交点で、犂轅の上下に挿した楔の本数、厚みを変えることによって、牽引点が調節できるようになっています。
 明治時代後期に、九州地方などで在来の無床犂と長床犂の長所を取り入れつつ、日本独自の近代短床犂が開発され、大正~昭和期にかけて全国的に普及していきますが。本資料は、その趨勢の中で、地域の樫木屋乃至犂製造所で製作されたものと思われます。
資料説明詳細 本資料は、奈良県指定有形民俗文化財『奈良県の牛耕用具』(平成19年3月指定)544点中、「牛に牽引させる道具」327点のうちの1点です。
 *県指定有形民俗文化財 > 奈良県の牛耕用具 もご参照ください。

この資料に関連する資料

PageTop