筏模型及び付属品 ネコカン
ID | 1807 |
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機関記号 | 9900242-002 |
別名 | 筏鎹 |
点数 | 1 |
収集場所 | 吉野郡川上村大滝 |
寸法(高さ、縦)cm | 11.20 |
寸法(幅、横)cm | 6.35 |
寸法(奥行き)cm | 1.15 |
指定種別 | 重要有形民俗文化財 |
指定分類番号 | 1D-177 |
指定名称 | 吉野林業と林産加工用具 |
資料解説 | タマ(フジタマ)の中にネコカン(猫釻)を入れて材に打ちつけ、材木同士をくくりつけ筏をからむ。 |
資料説明詳細 | タマ(フジタマ)の中にネコカン(猫釻)を入れて材に打ちつけ、材木同士をくくりつけ筏をからむ。 昔は筏を組むにはカク(角材)でもすべてカラミヨキ(メガヨキ)でメガを切って(抜いて)、この穴にネジを通してくくった。メガからカン(釻)に変わったのは昭和になってからである。カンを使うようになってからは、フジカズラをタマ(フジタマ)にしてカンでとめた。 夏場はヒノキのネジでタマを作ることもあった(ヒノキのネジはフジと違い夏場でも腐りにくい)。 |
参考文献 | タ「忘れられた修羅」 笠原六郎「山と人の関わり」 『東吉野村郷土史』(東吉野村教育委員会、1972年) 『林業百科事典』(丸善株式会社、1961年) 林宏『十津川郷採訪録』民俗4(十津川村教育委員会、1995年) 北村又左衛門『吉野林業概要』改訂版(非売品、1954年) 芳井敬郎「吉野林業技術の概観」1~3(『奈良県立民俗博物館だより』3-1・3-2・3-4、1976年・1977年) 岩井宏実「大和吉野川筋の筏」(『近畿民具』4、1980年) 吉野林業概要 川上村木々館 |