旧式ラジオ

ID1646
機関記号9900283
資料名(よみがな)キュウシキラジオ
別名鉱石ラジオ
点数1
収集場所奈良市押熊町
資料解説 放送が始まった頃のラジオの多くは、鉱石ラジオでした。これは、電源を必要としませんが、レシーバで聞くことしかできませんでした。真空管式のラジオは高価で、庶民が持てるようなものではありませんでした。
 初期の鉱石受信機は「探り式」と呼ばれる、鉱石片に金属針を立て、感度のよいところを探る操作が必要なものでした。扱いにくい探り式は、後に接点を封入した固定鉱石になりました。鉱石ラジオにはさまざまな形のものがありますが、斜めパネルの形式は、日本ではポピュラーなものでした。
資料説明詳細 1920年、アメリカで世界始めてのラジオ放送が開始されました。
 日本でもラジオへの関心は高く、特に1923年9月1日に発生した関東大震災後の情報途絶による混乱は、放送の必要性を痛感させることとなりました。世界初の放送開始から5年後、1925年3月22日に(社)東京放送局(JOAK)が、東京、芝浦の仮放送所から試験放送を開始しました。この日が今日「放送記念日」となっています。
 

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