ハコセコ(筥迫)

ID1633
機関記号9900270
資料名(よみがな)ハコセコ()
点数1
資料解説 女性の和装用装身具。胸元の打ち合わせ部分に挟んで用います。紙、箸差し、鏡などを入れる紙入れ、小物入れの一種です。はじめは、厚手の色紙を折って、その間に櫛や笄 (こうがい) などをはさんで懐中していたもののようですが、次第に装飾的になり、金襴(きんらん)、緞子(どんす)などの凝った裂地を用い、刺繍(ししゅう)を施すなどして飾り紐や金具、小さな香袋などを懐中から少しのぞかせるようになりました。江戸時代に広く流行して、武家の女性が打掛姿の際には、必ず持たなければならないものになりました。その伝統が現在、七五三や婚礼などで着用する晴着の中にのこっています。

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