医者薬箱

ID1559
機関記号9900232
資料名(よみがな)イシャクスリバコ
別名薬箱、往診用薬箱、薬籠
点数1
資料解説 医師が常用の薬を収めて往診先に携えた箱。処方する薬は、流派によって異なっていました。
 薬箱の形や構造には、抽斗式や重箱式、小型の百味箪笥式などいろいろあって、出先で処方するために必要な薬匙や天秤、薬包紙を押さえる圧石(アッセキ)、筆記用具、などが収められている場合もあります。
 医師の風格を表すように、実用性と併せて細工や意匠を凝らしたものもみられます。
 漢方医が主流であった明治中頃まで、使用されていました。
 
参考文献内藤記念くすり博物館図録『くすり入れ 印籠・薬箱・百味箪笥』(三宅康夫 伊藤恭子編著 内藤記念くすり博物館発行 1998年4月)

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