双六盤

ID1556
機関記号9900229
資料名(よみがな)スゴロクバン
点数1
材質盤:黒柿
資料解説 双六に用いる遊戯盤です。奈良時代に中国から伝わった遊びで、古く正倉院に箱形の盤があります。
 近世のものは木製の厚い盤で、厚さ四寸(約一二センチメートル)、幅八寸(約二四センチメートル)、長さ一尺二寸(約三六センチメートル)を一つの規準とします。材は桜、あるいは当資料のような黒柿が上材とされました。
 
資料説明詳細 盤面には、中間に細い空地を設け、長い辺の各々に罫(けい)線をひいて12の地が作られています。
 盤双六の遊び方は、盤を間にして両人対座し、黒白の駒石(こまいし)各15をそれぞれの陣に並べます。竹または木の筒に入れた2個の賽を交互に振り出し、その賽の目だけ、盤上の区画された線内に駒石を進め、早く敵陣に全部を入れた者が勝ちとなります。
近代に入ると盤双六は衰退したとされますが、大和では、正月などの遊びとして行われていたようです。

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