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思ひ出

資料名(ヨミ)オモイデ
副書名抒情小曲集
編著者名著複刻全集近代文学館編集委員会∥編集
叢書名名著複刻全集 近代文学館
叢書番号[120]
各巻著者北原 白秋∥著
発行日1968/09/10
出版者日本近代文学館 図書月販(発売)
出版地東京 東京
資料コード5428
目次序詩
骨牌の女王
 金の入日に繻子の黒
 骨牌の女王の手に持てる花
 焼栗のにほひ
 黒い小猫
 足くび
 小兒と娘
 靑い小鳥
 みなし兒
 秋の日
 人形つくり
 くろんぼ
斷章
 今日もかなしと思ひしか
 ああかなしあはれかなし
 ああかなしあえかにもうらわかき
 あはれわが君おもふ
 暮れてゆく雨の日の
 あはれ友よわかき日の友よ
 見るとなく涙ながれぬ
 女子よ汝はかなし
 あはれ日のかりそめのものなやみ
 あはれあはれ色薄きかなしみの葉かげに
 酒を注ぐ君のひとみの
 女汝はなにか欲りする
 惱ましき晩夏の日に
 わが友よ
 あはれ君我をそのごと
 哀知る女子のために
 口にな入れそ
 われは思ふかの夕ありし音色を
 ああさみしあはれさみし
 大空に入日のこり
 いとけなき女の兒に
 わが友はいづこにありや
 彌古りて大理石は
 泣かまほしさにわれひとり
 柔らかきかゝる日の
 蝉も鳴くひと日ひねもす
 そを思へばほのかにゆかし
 あはれあはれすみれの花よ
 梅の果に金の日光り
 あはれさはうち鄙びたる
 いまもなほワグネルの調に
 わが友は
 あはれ去年病みて失せにし
 あああはれ靑にぶき救世軍の
 縁日の見世ものの
 鄙びたる鋭き呼子
 あはれあはれ色靑き幻燈を
 瓦斯の火のひそかにも
 忘れたる忘れたるにはあらねども
 つねのごと街をながめて
 かかるかなしき手つきして
 あかき實は草に落ち
 葬のかへさにか
 顔の色蒼ざめて
 長き日の光に倦みて
 かなしかりにし昨日さへ
 癈れたる園のみどりに
 なにゆゑに汝は泣く
 あはれ人妻
 いかにせむ
 色あかき三日月
 柔らかなる日ざしに
 われは怖る
 いそがしき葬儀屋のとなり
 明日こそは面もあかめず
 色あかきデカメロンの
 あはれ鐵雄
 ほの靑く色ある硝子
 薄靑き歯科醫の屋に
 あはれあはれ灰色の線路にそひ
 新詩社にありしそのかみ
過ぎし日
 泪芙藍
 銀笛
 函
 陰影
 淡い粉雪
 穀倉のほめき
 初戀
 泣きにしは
 薊の花
 カステラ
 散歩
 隣の屋根
 見果てぬ夢
 高機
 歌ひ時計
 朝の水面
 靑いソフトに
 意気なホテルの
 霜
 時は逝く
おもひで
 紅き實
 車上
 身熱
 梨
 鶏頭
 椎の花
 男の顔
 水ヒアシンス
 鷲鳥と百
 胡瓜
 源平将棋
 朝
 人生
 靑き甕
 赤足袋
 挨拶
 あかき林檎
 恐怖
 乳母の墓
生の芽生
 石竹のおもひで
 幽霊
 願人坊
 あかんぼ
 ロンドン
 接吻
 記者のにほひ
 どんぐり
 赤い木太刀
 糸ぐるま
 水面
 毛蟲
 かりそめのなやみ
 道ぐさ
 螢
 靑いとんぼ
 猫
 おたまじゃくし
 銀のやんま
 にくしみ
 白粉花
 水蟲の裂
 いさかひのあと
 爪紅
 夕日
 紙きり蟲
 わが部屋
 監獄のあと
 午後
 アラビヤンナイト物語
 敵
 たそがれどき
 赤い椿
 二人
 たはむれ
 苅麥のにほひ
 靑い鳥
TONKA JOHNの悲哀
 春のめざめ
 秘密
 太陽
 夜
 感覺
 晝のゆめ
 朱欒のかげ
 幻燈のにほひ
 雨のふる日
 ボール
 尿する和蘭陀人
 水中のをどり
 怪しき思
 金縞の蜘蛛
 兄弟
 思
 水銀の玉
 接吻の後
 たんぽぽ
柳河風俗詩
 柳河
 櫨の實
 立秋
 水路
 酒の黴
 酒の精
 紺屋のおろく
 沈丁花
 NOSKAI
 かきつばた
 AIYANの歌
 曼珠沙華
 牡丹
 気まぐれ
 道ゆき
 目くばせ
 あひびき
 水門の水は
 六騎
 梅雨の晴れ間
 韮の葉
 旅役者
 ふるさと 

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