山崎 朝雲

作者名(ヨミ)やまざき ちょううん
作者名(英語)YAMAZAKI Choun
生年(西暦)1867
没年(西暦)1954

略歴・解説

筑前国(現・福岡県)の陶工の家に生まれる。郷里の仏師・高田又四郎のもとで修業を積み、20歳のとき独立する。京都の美術貿易商の職人となり、1895(明治28)年に第4回内国勧業博覧会妙技銅賞を受賞。受賞作を髙村光雲に認められ、翌年上京し、光雲に師事した。1900年のパリ万国博覧会にて金賞を受賞。この頃より、「星取り法」(比例コンパスを用いて原型から形態を転写する、西洋彫刻の古典技法)を木彫に応用し始める。1907年には米原雲海とともに日本彫刻会の結成に参加し、東洋の歴史や文学を主題とした作品を発表したが、1916(大正5)年に同会を退会。文展、帝展などの官展に活動の場を移し、長きにわたって木彫界を牽引、1952年文化功労者となった。

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